キクチ・ヒサシ

文化と芸術を言祝ぐ『コトバの塔』

「 投稿者アーカイブ:hisashi 」 一覧

三宅洋平、憲法フェス

三宅洋平、憲法フェス@大阪(2016.9.11)yesとnoを超えて、大文字のYESの円環。

2016/08/27   -日本文化

三宅洋平の憲法フェスなるものが大阪で9月11日に予定されている。三宅洋平の選挙フ ...

黒澤明、わが青春に悔なし

黒澤明「わが青春に悔なし」(1946)顧みて悔いのない生活に目覚め、他者評価を超えていく強い女性像(原節子主演)

2016/08/23   -黒澤明

黒澤明「わが青春に悔なし」には原節子が出ている。昨年、この世を旅立った、伝説の女 ...

レディオヘッド、サマーソニック大阪

レディオヘッド、サマーソニック(2016)ライブレビュー、セットリスト(大阪・東京)

レディオヘッド、サマーソニック大阪2016の感想を書きたいと思います。学生時代か ...

虎の尾を踏む男達

黒澤明「虎の尾を踏む男達」(1945)義経と弁慶の主従愛。日本文化基底の普遍的元型は、能から歌舞伎、「もののけ姫」まで。

2016/08/19   -黒澤明

黒澤明「虎の尾を踏む男達」は1945年に制作され、検閲の問題で、公開されたのは1 ...

続姿三四郎

黒澤明「続姿三四郎」(1945)闘争が辿る統一への道。人間の分裂に橋をかけることが出来ない時、祟り神が生じる。

2016/08/17   -黒澤明

黒澤明「続姿三四郎」は、東京が焦土と化していく1945年に公開されている。初監督 ...

一番美しく、黒澤明

黒澤明「一番美しく」(1944)時代制約の中で懸命に生きる可愛い女性達、美しい精神を体現する死者達。

2016/08/17   -黒澤明

黒澤明「一番美しく」は、戦局激しい1944年に発表されている。前年には、初監督作 ...

フランクル「夜と霧」

フランクル「夜と霧」(1947)人に生きる力を与えるもう一つの世界への通路

2016/08/13   -意識

フランクル:「夜と霧」の著者。精神科医、強制収容所体験から光を綴る。 人間は、人 ...

北山修「幻滅論」

北山修「幻滅論」(2001)読書メモ

2016/08/13   -意識

● 情緒的洞察 ああそうだったなあ、体験に似て、自分について洞察を深めると、情緒 ...

影武者

黒澤明「影武者」(1980)人類の影を目撃する男への飛躍。イメージ=魂=映画という黒澤明の文法

2016/08/13   -黒澤明

黒澤明「影武者」は、武田信玄の影武者を描く傑作映画である。この設定だけでも面白す ...

隠し砦の三悪人

黒澤明「隠し砦の三悪人」(1958)美しい姫とお家再興の為の「正義」と「悪」、弱い故に貪欲な者への優しい視線。

2016/08/10   -黒澤明

黒澤明「隠し砦の三悪人」を観た。とにかく面白くて、魅力に溢れている。これを超える ...

蜘蛛巣城

黒澤明「蜘蛛巣城」(1957)物の怪がそそのかす修羅の道。女性にコントロールされたリーダーの末路。

2016/08/05   -黒澤明

黒澤明「蜘蛛巣城」を観た。この傑作は、1957年に公開されている。「羅生門」(1 ...

トランスパーソナル心理学

吉福伸逸「無意識の探検」 (1988)読書メモ

2016/08/05   -意識

吉福伸逸「無意識の探検 トランスパーソナル心理学最前線」(1988) 無意識シス ...

聖徳太子

梅原猛「聖徳太子」実在と虚構、世界を観るメガネの問題。事実とイメージを合わせた真実像、救世主元型の投影。

2016/08/03   -梅原猛

梅原猛の「聖徳太子」は6年の歳月をかけて執筆された3500枚の著書である。ページ ...

親鸞、他力本願の意味を把握する。自我(エゴ)を超えて、自立と依存を超えて、絶対他力のYESを言うこと。

2016/07/28   -親鸞

親鸞は、鎌倉時代の宗教家であり、現代では、世界的に評価される哲学者でもある。「他 ...

宮沢賢治「銀河鉄道の夜」カムパネルラからジョバンニへ。賢治の内的自伝、詩人誕生神話。

2016/07/26   -宮沢賢治

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」(1924-31)は、幾度なく改稿を繰り返しており、完 ...

黒澤明「赤ひげ」(1965)羅生門から聖なる門、用心棒から魂の医者へ。イメージの転化。

2016/07/19   -黒澤明

黒澤明「赤ひげ」を観た。この映画は、ガルシア・マスケスのお気に入りで、山本周五郎 ...

梅原猛「少年の夢」(2016)傷ついた者が大きな夢を見る。人類哲学の創造。

2016/07/14   -梅原猛

梅原猛「少年の夢」を読んだ。対談を主とした同タイトルの書籍も存在するようで、いず ...

黒澤明「生きる」(1952)ゴンドラの唄という個人卒業式、星の視点で描かれる生死一体。

2016/07/13   -黒澤明

黒澤明監督の「生きる」(1952)を観た。名作として名高く、ゴンドラの唄のシーン ...

梅原猛、中上健次「君は弥生人か縄文人か」(1984)

2016/07/05   -梅原猛

梅原猛と中上健次の対談で構成する「君は弥生人か縄文人か」を読んだ。日本基底文化と ...

聖徳太子の実在。イメージとは、言葉以前のコトバであり、人類生得的な本能のコトバである。

2016/07/01   -聖徳太子

聖徳太子。日本建国の中心人物、軸となったカリスマであり、日本で初めて著書を執筆し ...

心不思議(2014)「青星と太陽と月、球体と円環意識の前夜メモ」

2016/07/01   -コトバの塔

太陽、青い星、月、宙 火、水、土、風 剣、花、獣、雷 思考、感情、感覚、直観、 ...

短編小説「前田龍のはなし」note公開

2016/06/29   -note

「喜びにも悲しみにも、花はわれらの不断の友である。花と共に飲み、共に食らい、共に ...

読者に頂いた感想を掲載します。どうもありがとう。キクチ・ヒサシ短編集「その他の物語」長編「話の途中」の感想

2016/06/20   -読者感想

わたしの短編小説集「その他の物語」の感想を頂きました。関東にお住まいのSさんです ...

「スマイル」と「七人のガールフレンド」(2007)

スマイル 図書館で知り合った女と付き合うようになって三週間が過ぎていた。 彼女は ...

夢日記:『小さなフクロウの夢』前回のフクロウとの違いが、意識生活の反応として現れる。

2016/06/19   -夢分析

夢日記5:『小さなフクロウの夢』 『どこかの田舎を歩いていると、フクロウが飛んで ...