キクチ・ヒサシ

文化と芸術を言祝ぐ『コトバの塔』

「 投稿者アーカイブ:hisashi 」 一覧

豪栄道優勝に見る心技体の統一。人間に与えられた生命の力の発現。

2016/10/27   -大相撲

豪栄道が全勝優勝。大相撲九月場所における事件である。負け越しとなれば大関の地位を ...

梅原猛、日本の深層

梅原猛「日本の深層、縄文・蝦夷文化を探る」日本という島に住む人。初心返り、先祖返り、古層につながろうとする心の動き。

2016/10/17   -梅原猛

梅原猛の「日本の深層、縄文・蝦夷文化を探る」は、数か月前、文庫本で購入してから、 ...

黒澤明、姿三四郎

黒澤明「姿三四郎」(1943)無心に発現する光の力

2016/10/14   -黒澤明

黒澤明「姿三四郎」について記す。この半年で黒澤明映画全30作品を鑑賞し、書いてき ...

デルス・ウザーラ、黒澤明

黒澤明「デルス・ウザーラ」(1975)自然と文明の相克。大地の精霊として生きる美しい人。

2016/10/12   -黒澤明

黒澤明「デルス・ウザーラ」が、黒澤映画全30作品を観る中で、一番最後にやってきた ...

まあだだよ、黒澤明

黒澤明「まあだだよ」(1993)最高傑作、荘厳な人の生死と喜びと美しき天界の調べとユーモアと

2016/10/06   -黒澤明

黒澤明、傑作「まあだだよ」を初めて観たきっかけは忘れた。もう10回近く観てしまっ ...

八月の狂詩曲

黒澤明「八月の狂詩曲」(1991)聖なる光の芸術。野に咲く薔薇となるおばあちゃん。

2016/10/04   -黒澤明

黒澤明「八月の狂詩曲」を観たのは何度目だろうか。三回目くらいかもしれないが、後期 ...

黒澤明、天国と地獄

黒澤明「天国と地獄」(1963)接続により対立の境界が消える時。追う者と追われる者の秘かな同一性。

2016/10/01   -黒澤明

黒澤明「天国と地獄」を観るのは二回目で、好きな映画である。三船敏郎を主人公として ...

夢の知らせ

現代民話考4「夢の知らせ、火の玉、抜け出した魂」口承集積によるリアル、説明不可能な偶然の一致。

2016/09/29   -夢分析

「現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂」なるタイトルをみて、心惹かれ ...

梅原猛、空海

梅原猛「空海の思想について」空海のコトバの曼荼羅、大笑いのYESの響き

2016/09/21   -梅原猛

梅原猛「空海の思想について」(1980)を読んでおもうところを記す。物事の区別に ...

アイヌ、熊送り

「クマにあったらどうするか」アイヌ民族最後の狩人に学ぶ共生の在り方、熊の真実。

2016/09/16   -日本文化

「クマにあったらどうするか:アイヌ民族最後の狩人」を読了した。非常に面白く、卓越 ...

黒澤明、用心棒

黒澤明「用心棒」(1961)対立、葛藤、矛盾の上に立つ英雄意識。トリックスターを超えて。

2016/09/16   -黒澤明

黒澤明「用心棒」は1961年に公開され、翌年には続編にあたる「椿三十郎」(196 ...

トランスパーソナルとは何か

吉福伸逸「トランスパーソナルとは何か?」(1987)読書メモ

2016/09/16   -意識

トランスパーソナルとは何か?(1987) トランスパーソナルとは何か―自我の確立 ...

憲法フェス

見知らぬ老人との会話、大袈裟太郎との出会い

2016/09/16   -日本文化

9月11日の夕方、中崎町ホールには、人々の行列が出来ていた。三宅洋平のライブを観 ...

iPhone音声入力で口述筆記を試みる。

2016/09/08   -コトバの塔

私は今、音声入力をしている。元来私は、手先が不器用であり、iPhoneの小さい画 ...

黒澤明、白痴

黒澤明「白痴」(1951)傑作。深い次元の意識、魂とでも呼ぶ他ない領域の解放

2016/09/08   -黒澤明

黒澤明「白痴」は特別な魅力がある。「白痴」には四時間バージョンの完全版があると言 ...

ニーナシモン

レディオヘッドライブ、オープニングに流れるインタビュー「自由とは恐れがないこと」ニーナ・シモンの言葉

レディオヘッドのライブ動画をyoutubeで観ていると、最近のものは、バンドが登 ...

青木拓人とわたしと星と川と風と草木と光と夜と

2016/09/06   -青木拓人

青木拓人。老若男女が新作を待つミュージシャンであり、詩人であり、それ以前に、人々 ...

黒澤明、「乱」

黒澤明「乱」(1985)世界のクロサワ、魂の次元を含むリアリズム。雄大な自然と人間の修羅を描く。

2016/09/06   -黒澤明

黒澤明「乱」を観るのは二度目である。黒澤明映画のトップ5に入る傑作と思う。なかな ...

kindle

kindleを一年間使用して感じているメリット、手放せない理由。手の平に図書館がある感覚。

2016/09/04   -おすすめ製品

kindleを一年ほど使用しています。kindleというのは、amazon(アマ ...

黒澤明、どん底

黒澤明「どん底」(1957)希望としての音楽、持たぬ者たちの魂の融合。

2016/09/04   -黒澤明

黒澤明「どん底」は、ロシアの文豪ゴーリキの戯曲を翻案したものである。同年には、「 ...

黒澤明、生きものの記録

黒澤明「生きものの記録」(1955)「国家」や「社会」という集団幻想とひとりひとりの個人。

2016/09/02   -黒澤明

黒澤明「生きものの記録」は「七人の侍」の翌年に公開されている。1955年に既にこ ...

東洋の心理学

「東洋の心理学」R・フレイジャー J・ファディマン吉福伸逸訳。読書メモ

2016/09/02   -意識

自己成長の基礎知識3「東洋の心理学」 R・フレイジャー J・ファディマン 吉福伸 ...

黒澤明、静かなる決闘

黒澤明「静かなる決闘」(1949)自分を救うことが他人を救うことになる。大いなる自分からの警告。

2016/09/02   -黒澤明

黒澤明「静かなる決闘」は、三船敏郎の黒澤映画出演二作目であり、「酔いどれ天使」の ...

無印良品、テーブル

無印良品パイン材テーブル。白木の美しさに惹かれる理由

2016/08/29   -無印良品おすすめ

無印良品。言わずもがな、皆大好きなあの無印ですが、今日は、わたしのお気に入りのパ ...

黒澤明、野良犬

黒澤明「野良犬」(1949)欲望の線路を走る狂犬と身近な蝶の歌。良いことと悪いことの間。

2016/08/29   -黒澤明

黒澤明「野良犬」は1949年に公開されている。三船敏郎が出演するようになって3作 ...