キクチ・ヒサシ

文化と芸術を言祝ぐ『コトバの塔』

小説・物語

創刊、内的宇宙出版の本、好評発売中。

2018/03/27

内的宇宙出版の本をご紹介します。

内的宇宙出版

 

クリスマスの夜、友人の家を訪ねた男は、夢見る男の瞳を覗き込み、異界へと誘われる。クリムトの「接吻」を、小説に結晶化したような、という感想を最近頂きました。その通りです!時間を超えて、クリムトとわたしの共作です。夢と意識世界の探求が、黄金の雨を降らせます。女性に人気がある作品です。(毎年クリスマスに発表してきたストーリーの四作目にも当たります)

電車の中で出会った大学生のスケッチと「私」の夢日記。奇妙な出会いから、「私」は大阪の街を舞台に、学生時代の魂の遍歴を辿っていく。クリスマスの夜、四人の男女が観覧車の空間の中に持ち込んだ時間は、それぞれの話の途中だった。共時的構造を持った青春小説。

約12年の間の短編小説を自選しました。メインストリームのいわゆる「小説」に飽き足らない方へ、「その他の物語」をあなたへ贈ります。印刷版がおすすめ。女性の万引きの目撃から始まる光の物語「サンフェイス」を書きあげた朝、わたしは小説家になりました。

現在の最新作です。通天閣の下、串カツ屋で、龍が語った本当のはなしとわたしが視た鳥。 灰が花になるとは、どういうことなのか。 大阪の新世界を舞台に、再生を探求する物語になりました。 結構、売れています。前田龍は実在の人物で、全て本当に起こったはなしです。普段小説を読まない人もつるつる読めると好評です。「クリスマスに降る夜」とつながっています。

目次
1龍と花と天子の職業
2通天閣と鳥
3大阪の心臓部と黒い鎖
4黄金の火と花咲かじいさん

「前田龍のはなし」をkindle版で読んで頂いていたのですが、特に年配の方から、手元に欲しいというリクエストが多く、印刷版をリリース出来る運びとなりました。深い世界が、このように多くの年代の方に読んで頂けるとは思っていませんでしたので、嬉しい驚きを感じています。手元に欲しい方は、是非こちらをご購入ください。印刷版は、おまけつきです。

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